3月より、FMえどがわの番組「檸檬色の五重奏」で絵本を紹介する機会をいただいています。
これまでの放送を振り返り、声で絵本を紹介することについて考えてみました。
声で絵本を語るということ
1回目の放送では、絵本専門士という資格について、2回目の放送では、ミリオンセラーの絵本を取り上げました。そして、3回目となった6月の放送では、きっと多くの方が一度はタイトルを聞いたことがある絵本を紹介しようと思いました。それが、『はらぺこあおむし』(※1)です。
『はらぺこあおむし』のあらすじを、興味をもってもらえるように簡潔に伝えようとか、世界中で愛されていることを伝えるために、販売されている国の数を紹介しようなどと考えているうちに、制作の裏話や邦訳の魅力、原画を見ることができる展覧会のことなど、次々と話のネタが浮かんできました。本当に話題の多い作品です。
番組のパーソナリティは、以前からご縁がある若林かおりさん。話し手の魅力や商品の特徴などを、的確に捉えて分かりやすく声で伝えてくれる、とてもプロフェッショナルな方です。放送の時間を迎え、若林さんと掛け合いをしながら絵本の話を始めると、なんとも心地が良い。特に細かな打ち合わせはしていないのに、相槌のタイミングや話題の盛り上げ方などドンピシャで、気がつけば、楽しく絵本の話をさせていただいていました。
声だけで絵本の魅力を伝えることについては、まだまだ工夫ができそうです。自分の言葉で絵本を語る体験(※2)は、その作品の魅力をあらためて味わえる時間でもあります。
次回の放送も準備の段階から存分に楽しみながら取り組もうと思っています。
(※1)『はらぺこあおむし』エリック・カール作 もりひさし訳 偕成社1976
(※2)絵本を紹介する体験をしてみませんか?詳細はこちら。