先日、絵本専門士(※1)の研修機会があり、会場の講談社さんに伺いました。
平日開催にも関わらず、全国から集まった絵本専門士が50名位いらしたでしょうか。いつもながら、絵本専門士の皆さんはアクティブですね。
研修会の前に見学をしたのは、地下にある図書室です。講談社さんがこれまでに刊行してきた書籍や雑誌の多くが開架されています。
早速、私が向かったのは、雑誌のコーナーです。雑誌は刊行年毎に合本になっており、丁寧に保存されていました。自分が生まれた時の雑誌を確認してみると、「なかよし」には、いがらしゆみこ先生、里中満智子先生の作品が、「別冊フレンド」には波間信子先生、あべりつこ先生の作品が掲載されていて、一人で感動!また、同じ年には、「二十四の瞳」や「にんじん」などが文庫化されていて、これらを手にすることができたのは、とても良い記念になりました。
絵本専門士研修で学んだこと
さて、研修は3本の講演でした。講談社さんの児童書営業、編集による「講談社の絵本戦略」では、絵本マーケットの置かれた現状や絵本制作における作者と編集者のリアルなやり取りを伺い、絵本・日本プロジェクト代表による「絵本専門士のこれから」では、どのように活動の幅を広げていくかのヒントを得ました。そして、「真珠まり子先生の特別講演」では、真珠先生が作品に込めた想いにワクワクしました。どの講演も熱く、うなずくばかりの内容で、あっという間に3時間が過ぎていました。
その後は、会場を近くのカフェに移して、お楽しみの懇親会。同席した皆さんと近況報告や情報交換をしました。お住まいの地域、仕事との兼ね合いなど、さまざまな課題を抱えながらも、絵本を届ける活動の時間を作り出し、熱心に活動されている様子に、私も言い訳をせずに前進していこうと、気持ちを新たにしました。帰路でも最後のお一人と別れるまで絵本談義は続き、たっぷりと英気をいただいた一日でした。
絵本専門士は、養成講座を修了した時点がゴールではなく、スタートラインです(※2)。学びを深めるのはもちろんのこと、絵本を多くの人に届ける活動を自ら広げていくことが求められます。絵本専門士が認知されるのも、絵本専門士に相談をいただけるようになるのも、私たち次第。研修でご縁をいただいた皆さんとの交流を継続しながら、一つ一つ歩みを進めていきたいと思います。