絵本学会が刊行する機関誌「絵本BOOKEND2026」(※1)が、出来上がりました!
機関誌編集委員2年目の私の主な役割は、進行管理と印刷会社との連絡係でした。
加えて、表紙、カラーページ、幾つかの記事の編集を担当させていただきました。
表紙絵は、『ねことことり』や『あおいことり』(※2)の なかの真実さんの描きおろしです。
秋の北海道大雪山黒岳で描かれたナキウサギが見つめる先には、絵本の可能性が拡がっているようにも見えます。また、既刊のカラーページは、特集で紹介した絵本の書影を掲載することが多かったのですが、今号では「あべ弘士作品とあるく」と題したスペシャル企画も掲載されていますので、必見です!
特集は、「北海道絵本」と「絵本の世界を牽引されてこられた方々の追悼」です
さて、今号の大きなテーマは「絵本は生命のバトン」。そして、特集は二部構成です。第一部は、2026年6月27日~28日に予定されている第29回絵本学会上川大会とのコラボとなる「北海道絵本」、そして第二部は追悼特集。絵本の世界を牽引してこられた方々の訃報に接し、深い感謝とともに、その足跡をたどる内容です。どのような経緯で特集がまとまっていったのかについては、編集長の竹内美紀先生が巻頭記事にまとめてくださいました。
また、私は、大村製本株式会社を訪ねた記事を書かせていただいています。
絵本は、印刷や製本を伴ってはじめて絵本の形になります。ところが、印刷や製本にスポットが当たることは、多くはありません。そこで、今回は絵本ができるまでの工程の一つとして製本作業を取り上げ、その技術と絵本作りに込めた想いを伝えたいと思い、連載「子どもの文化を支える」のコーナーを担当させていただくことにしました。
取材をしてみると、かつて印刷会社に勤めていたにもかかわらず、初めて知ったことや気づきがあり、あっという間に時間が経過しました。また、工場の中も見学させていただき、絵本という薄い本を綴じる技術にあらためて感動しました。もし取材の様子にご興味を頂けましたらお手に取ってくださると嬉しいです。取材をさせていただきました大村製本の皆様、ご指導くださいました竹内美紀先生、そして札幌から取材に駆けつけ、何度も校正をしてくださいました佐賀のり子さん、本当にありがとうございました。
「絵本BOOKEND2026」は、2026年6月15日頃、書店に並ぶ予定です。お楽しみに!
(※1)「絵本BOOKEND2026」に掲載された記事の一覧や、既刊の情報はこちらをご覧ください。
(※2)『ねことことり』たてのひろし作 なかの真実 絵/世界文化社/2023年、『あおいことり』たてのひろし 作・なかの真実 絵/世界文化社/2025年