先日、大人のための絵本講座を開催しました。絵本を「上手に読む」ことよりも、一人ひとりが自由に感じ、考える時間を大切にした講座です。アイスブレイクからスタートし、作品の読み解きなど、対話を取り入れながら、受講者の方と一緒に絵本の世界を深めていきました。
絵本講座で科学絵本を読み解く
今回、作品の読み解きとして取り上げたのは、科学絵本の『しっぽのはたらき』です。大人が絵本を選ぶとき、物語絵本に手が伸びやすい印象があります。でも、科学絵本にも大人がたっぷり楽しめる作品がたくさんあります。作品の読み解きだけではなく、動物絵本画家・薮内正幸の生涯や、『しっぽのはたらき』の制作についても紹介しました。
絵本講座で大切にしていること
絵本には、人生で3度楽しめる時があると言われています。子どもの頃に親しんだ絵本、子どもや孫と一緒に読む絵本、そして自分のために手に取る絵本。それぞれの時期に、絵本は違った顔を見せてくれます。
大人になってからの絵本の楽しみ方は、子どもの頃とは少し違っていて良いのではないかと思います。登場人物の気持ちにそっと寄り添ったり、絵の細部に目を向けたり、作家の生涯や時代背景を知ることで作品がより深く見えてきたりする。自分のために絵本を読む時間は、とても豊かなものです。絵本講座では、このようなことを中心にお伝えしたいと思っており、『しっぽのはたらき』をじっくりと読み解いた後は、季節の絵本も紹介させていただきました。
また、この時間は、私自身にとっても大きな学びとなりました。今回、実際に絵本を読んだのは3冊。著作物の利用には適切な手続きが必要なため、読む作品には気をつけています。それでも、絵本を読むときの受講者様の反応や、一緒に読み解くときの表情は、新しい気づきを与えてくれました。
今後も、さまざまな場所で大人のための絵本講座を開催していきたいと思っています。絵本の楽しみ方は一つではありません。ロングセラーの絵本、翻訳絵本、絵本の視覚表現など、多様な絵本の魅力をお伝えしながら、皆さんと一緒に絵本の世界を広げていけたら嬉しいです。
次回は、2026年9月に埼玉県川越市の絵本専門店コネコノヒタイさんで、大人向けの講座を開催します。参加募集中ですので、ご都合がつくようでしたら、ぜひご検討ください。お申込みは、問い合わせフォーム、またはInstagramのアカウントehon.akikoのDMからどうぞ。お待ちしております。
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