認定絵本士養成講座で絵本の制作現場について話してきました

先日、認定絵本士養成講座のゲストスピーカーとして、絵本の制作・製造にまつわるお話をする機会をいただきました。タイトルは「絵本が生まれる現場」。印刷会社での経験と絵本専門士としての視点から、一冊の絵本が生まれるまでに関わる多くの人たちについてお伝えしました。

絵本講座で伝えていること

講座では、絵本ができるまでの工程とともに、絵本の制作・製造に携わるさまざまな人々を紹介していきます。例えば、原稿を制作する過程では、作家や編集者だけではなく、海外から素晴らしい絵本を集め、出版社に翻訳出版の案内をする版権バイヤーの仕事、絵本の印刷製本工程では、出版社と印刷会社の間で原価や進行を管理する仕事など、絵本が書店や図書館に届くまでには多くの人が関わります。また、日本で販売される絵本の中には、海外で製造されるケースがあるのはなぜか? 絵本に採用される本の綴じ方など、漫画や小説とは異なる絵本ならではの事情にも触れることで、絵本への新たな興味が広がることを意識しています。

あわせて、用紙や加工が特殊な絵本も数多く紹介しています。特殊な加工が施された絵本には、通常の絵本よりもさらに多くの人が関わっていることが多いからです。今回の講座では、点字の絵本も紹介し、日本の点字にはJIS規格で定められたルールがあることも伝えました。学生さんたちが、これから保育者になって多くの人と接する中で、もしかしたら必要になる知識かもしれません。

例年、学生さんからの感想からは、絵本ができるまでに多くの人が関わっていることへの驚きや、絵本の価格への納得、保育者になったらこの絵本をこう使いたいといった声が届きます。そして私自身も、毎回新たな気づきをいただいています。

講座が終わる頃、学生さんたちが加工の施された絵本を手に、ワイワイと楽しんでいていました。絵本ができるまでを知り、たくさんの絵本に触れることで、これまで以上に絵本が好きになってくれたかなと、嬉しくなります。

9月、川越で絵本講座を開催します

認定絵本士養成講座での内容は、絵本の制作現場に興味を持つ大人の方にも楽しんでいただけると感じています。そこで、この内容を一部アレンジして、2026年9月に埼玉県川越市の絵本専門店コネコノヒタイさんで、大人向けの講座を開催します。参加募集中ですので、ご都合がつくようでしたら、ぜひご検討ください。お申込みは、問い合わせフォーム、またはInstagramのアカウントehon.akikoのDMからどうぞ。お待ちしております。

絵本の世界は、作る側から見るとまた違った魅力があります。ぜひ一緒に楽しみましょう。

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