友人に赤ちゃんが生まれたので、お誕生祝いに絵本を贈りました。選んだのは8冊。赤ちゃん絵本だけでなく、少し大きくなってから楽しめる作品も入れました。子どもが読みたくなる年齢がきたら、一緒に読んでほしい。そんなことを考えながら選んでみました。
お誕生祝いに贈る絵本は、どう選ぶ?
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は、明暗が認識できる程度という研究結果があります。そこから数カ月かけて目を使うことを覚え、さらに両目で物を見ることを学習するそうです。(※1)一方で、音は聞こえるそうなので、まずは声に出して読んであげることを楽しみたいですね。オノマトペや赤ちゃんに話しかけるような内容の絵本は、特におすすめです。
日本では、1960年代にディック・ブルーナの絵本が翻訳出版されたことをきっかけに、「赤ちゃん絵本」というジャンルが注目されるようになったと言われています。近年では、成長段階に合わせた赤ちゃん絵本の研究も進み、赤・黒・白などをベースにした絵本や丸い形を表現した絵本などが出版されるようになりました。また、赤ちゃん絵本に手のひらほどのサイズが多い理由は、赤ちゃんが見ている範囲(半径約30㎝)に収まること(※2)や、手に取りやすいこと(※3)などが挙げられます。赤ちゃん絵本には、造本や素材の工夫など、まだまだ面白い話があります。それはまた別の機会に紹介したいと思います。
今回、読み物の絵本も一緒に贈ったのは、ご家族の皆さんにも絵本を楽しんでほしいと思ったからです。見栄えの良い表紙の絵本は、ちょっとした室内のインテリアにもなりますね。いつの日か、一緒に絵本を読める日が来るのを心待ちにしながら、絵本に親しんでもらえると嬉しいです。
友人は、届いた絵本を3カ月になったばかりの赤ちゃんに早速読んでくださったそうです。すると、赤ちゃんはどの絵本もじっと目で追っていたとのこと。はっきりとは見えなくても、ママとの絵本の時間を楽しんでいたのでしょう。とても嬉しい連絡でした。絵本は、届いたその日から楽しめますね。
お誕生祝いに絵本を贈ることは、赤ちゃんへの贈り物であると同時に、家族への贈り物にもなります。また、贈る人にとっては、書店でどの絵本を贈ろうかと迷う時間も一つの楽しみになると思います。
なんだか、「お誕生祝いに絵本を贈ろう!」というキャンペーンをしたくなってきました!絵本に関わる皆さんと、一緒にできそうなことを探してみたいです。どんなことができるのか、ワクワクしてきます。
絵本のある暮らしが、家族の日常にそっと寄り添いますように。
お誕生のお祝いには、ぜひ絵本を贈ってみてくださいね。
(※1)ボシュロム・ジャパン「赤ちゃんの目の発達」https://www.bausch.co.jp/vision-and-age/babys-eyes/baby-eye-development/
(※2)電通報「こどもの視力体験。赤ちゃんの目にはこんなふうに見えていた!」https://dentsu-ho.com/articles/9123
(※3)『ベーシック絵本入門』生田美秋・石井光恵・藤本朝巳(ミネルヴァ書房2013)p.53